子どもの自立を願っているお母さま方へ
自分の子どもにとって最適な学校はどこなのだろうか。
子供はどんな仕事が向いているのだろうか。
目標を決めてしっかり勉強してほしいと多くの母親が思うのではないでしょうか。
子供には生きる力を持ち、自立し、幸せな人生を送ってほしい。
そのためには出来ることはしてあげたい。
でも、何をいつからどうすればよいのか。
子どもの進路選択には、成績や家庭経済、親の思惑、家庭環境などデリケートな内容が絡むため、自身の友達や子どものママ友さんには相談しづらくありませんか。
学校や塾の先生はご多忙なゆえゆっくり時間を取っていただくには気が引ける。
スクールカウンセラーさん等は相談範囲や面談時間が合わなかったり。
ご主人やご両親などお身内に相談できる方は良いのですが、その様な方ばかりではないと思います。
私がそうだったからです。
子供についての悩みを、私自身の悩みを相談するのに適した人をずっと探しておりました。
私の当時の悩みは子どもの性格、子どもへの関わり方、お稽古事や学習塾、仕事と家計、学校選び、健康問題など、心理面、健康面、進路、仕事と複数に絡んでおり一側面だけピックアップしての相談事ではありませんでした。
そして相談相手に望むことは、守秘義務があり、子どもや私に利害関係のない、話を聞いてくれるだけでなくアドバイスをしてくれる人が欲しかったのです。
当時の悩みの一番は子どもの進学・進路に関する事でした。
私は色々なことを抱えすぎて疲弊しておりました。
子供には早く大きくなって私の手から離れてほしい思いしかありませんでした。
しっかり勉強して資格を取得し一人でも生きていけるように自立してとばかり言っていました。
そういうことが良いも悪いもわからず。
何をどうすれば子どもが自立した将来を歩めるのか。
世の中にはどのような仕事があり我が子に適した仕事は何なのだろうか。
そう言う情報や知識をどこから得られるのか。
子どもが中学生になれば更にその悩みは深くなり、高校時代の友人に話を聞いてもらっていた流れでキャリアコンサルタントという職種を知りました。(資格取得の動機はブログで述べます)
キャリアコンサルタントの勉強をしていく中で、子どもの早期キャリア教育の必要性を感じ、また、私が今まで抱えていた悩みを持っているお母さま方の存在を知り、この分野においてのコンサルタントになろう、困っているお母さんに寄り添い、心理面体調面に留意し、未来ある子ども達の将来を見据えた進路選択のアドバイスが出来るコンサルタントになろう、という想いから起業いたしました。
キャリアコンサルタント養成講座で勉強中に早期キャリア教育の必要性を学びました。
資格取得後の研修会等で、大学のキャリアセンター勤務の方々やハローワーク、若者サポートステーション等の就労支援に携わるの方々とお話しをする中で、中学・高校生からのキャリア教育を強く望まれている事も知りました。
文部科学省のホームページに「なぜキャリア教育が必要なのか」と記述されていますが、『子どもたちの学習意欲という観点からは、国際的な調査(TIMSS調査、PISA調査)において、我が国の子どもたちは、他国に比べ、将来就きたい仕事や自分の将来のために学習をしようとする意識が低いということが明らかとなっている』とあります。
また、目的がはっきりしないまま高等学校へ進学したり、「とりあえず」大学へ進学したりする生徒が多くいる事、また、学校での生活や学び、進路選択に、子どもたちがはっきりとした目的意識を持って取り組めていないという事が、キャリア教育にかかわる問題として浮かび上がってきています。
進路決定を先延ばしにする事で、いざ就職活動に入る時期になって困った事態になって、
「どの様な仕事に就けばいいのかわからない」
「志望動機が書けない」
「やりたい事、やれることがわからない」
と言った生徒や学生たちの声があります。
やってみたい事が見つけられても、在籍している学校や学科では方向性が異なっていると仕切り直しが難しい場合があり、進路選択の範囲が狭まったり夢をあきらめねばならない事にもなります。
自分のことがよくわからないまま、仕事や将来に対しての準備が不十分なまま就職をし、就職先と自分とのミスマッチから早期離職をしてしまう。
その後ステップアップ転職が出来ないと経済的、精神的自立が出来ない大人になってしまう恐れがあります。
就職においては自分の求めていた職種、企業ではないという人は多くいます。
自分のしたい仕事ではないのに、つらい業務と向き合うことが嫌になってしまい、退職を考えてしまう。
そうなる前に少しでも自分に合った進路を知り、子供たちが自分で歩く道を見つけられるお手伝いが出来ればという想いです。
では、就職や転職に有利と思われている「資格」のある職業に、と考えがちですが、私が看護師として新人看護師の教育を通じて、また医師やコ・メディカルの方々をみて「資格」について考えさせられたのも起業への想いの一つです。
中学校・高校で保健室の先生のように、いつでも気軽に子供たちが進路や将来について話が出来る環境が望ましいですが、現状の日本の教育現場では難しいと思います。
でも学校教育の制度が整うのを待っている間に子どもたちはあっという間に大人になっていきます。
25歳の時点で正業に就く場合と、働かないまま公的支援を受ける場合とでは生涯の1人当たりのコストギャップは1億5千万円と言われています。
日本の経済が、などという大きなことは言いません。
子どもさんとお母様と共に幸せな未来像を一緒に考えていきたい想いです。